久米 春代

令和8年度 長崎県看護連盟通常総会開催に寄せて
長崎県看護連盟通常総会を迎えるにあたり、日々看護の現場で奮闘されて県民のいのちと健康を守るために日々尽力されている皆様の献身的な姿勢に、心から敬意を表します。また、平素より長崎県看護連盟の活動にご理解・ご協力いただき厚くお礼申し上げます。
現在我が国の看護を取り巻く環境は大きな転換期にあります。少子高齢化の加速、働き方の多様化、そして地域包括システムの深化など、現場の皆様が直面している課題は、かつてないほど複雑かつ切実なものとなっています。
特に近年、看護の処遇改善や労働環境の整備については、政治の力によって着実に前進してきました。令和8年度診療報酬改定は、データに基づく施設類型ごとの費用構造を踏まえた細やかな物価対応、改定率3.09%のうち1.7%が賃上げ分として確保され、経済・物価動向に対応したものとなりました。
しかし、現場の実感して十分なものにするためには、さらなる継続的な働きかけが不可欠です。「看護の力」を社会の力として認めていただき、次世代を担う若い看護職が希望をもって働ける未来を創るためには、一人ひとりの「政治への関心」が鍵となります。
世代や立場を超えて語り合い、支え合い、看護の価値を自ら守り育てていくことが求められています。本日の通常総会を改めて仲間の存在を感じ、前を向く機会にしましょう。
時代が変化する中にあっても、いのち・暮らし・尊厳を守り支え、医療の視点と生活の視点をもって「人」をみるという看護の専門職としての価値は不可欠です。「看護の未来は、私たちの手で創る」この決意を胸に邁進してまいりましょう。
今年も皆様方のご指導ご協力をいただきながら活動してまいります。どうぞよろしくお願い致します。

